憧れの人

今日はだるくて、部屋を片付けたり、横になったりして過ごしました。
休んでいる間は、久しぶりに大好きな本を読み返しました。
私が一番好きな本、それは、ひかわきょうこの『彼方から』です。



自分の考え方の癖なのですが、
「いいことは周りのおかげ、悪いことは自分のせい」
と思い込む傾向があります。

物事がうまくいっているときは、周りのおかげだと感謝するので良いのですが、体調が悪くなると「自分があのとき油断したから」、仕事がうまくいかなければ「私が全力を出し切らなかったから」と自分を責める方向に考え込みがちです。状況が悪くなると、むしろ周囲への感謝の気持ちは高まるのですが、それと比較して自分はダメだなあと思ってしまう。

もし、同じように体調を崩している友達がいたら、私はきっと、「あなたは何も悪くない」「自分を責めないで」と言うと思います。客観的に見れば、自分はずいぶん頑張っているし、ちゃんと達成できていることもたくさんある。でも、どうしても自分自身のことを許してあげられないときがあるのです。

心療内科の先生からは、「いつも”自分が悪い”と思っていると、その思考回路が強化されて、他の考え方ができなくなってしまう。自分を責める強い気持ちが、体を攻撃してしまい、UC悪化につながっているので、違う考え方をしてみましょう」と言われました。

その方法として、
「”別の人だったら、そんなときどうするか”をノートに書いてみる」というのを薦められました。自分がこうありたいと思う人や理想のキャラなら、そんなときはどうするだろう、と想像してみる。いつもと違う思考回路を開く練習です。

で、話は頭に戻って。

『彼方から』は今から10年以上前に連載されていた少女マンガです。
異世界に飛ばされてしまった主人公の女子高生ノリコ。実はその世界を変える運命を背負わされていました。助けてくれた戦士イザークとともに、追っ手から逃れ、闇と戦うノリコとイザークの間には深い愛情が育ち...っていうと、よくあるファンタジーものなのですが、このノリコという女の子がすばらしいのです。

まず、飛ばされた異世界では、もちろんのことですが日本語が通じません。こういうとき、言葉の精が通訳してくれて、だの、落ちた衝撃で話せるようになっている、だの、なにか簡単にこの問題をクリアする方法が説明されていることが多いと思うのですが、『彼方から』では、周りの人の言葉を繰り返し、まねしながら覚えるノリコの姿が丁寧に描かれます。異世界に来て、何もわからない、何もできないと嘆くよりも、まずは言葉を覚えれば、今の自分でも何かできるようになるはず、と笑顔で積極的に学ぶノリコ。どんな困難に出会っても、「今の自分にできることをする」という姿勢を守ろうとする彼女が健気で可愛くて、めちゃくちゃ強くてかっこいいイザークに愛されるのも当然、というより読んでいる私がノリコにぞっこんになってしまうのです。こんな人になりたいなあって、読み返すたびに憧れます。

これからは、自分を責めたくなったら、一呼吸置いて「こんなときノリコならどう思うかな」と考えてみよう。わからなかったら、読み返せばいいんだもんね。尊敬する人がずっと変わらないままで、いつでもそこにいるっていうのはいいものだな。

絵柄はちょっと昔っぽいけど、読んだことのない人は損してる! というくらい名作です。男の人も楽しめると思います。大人の心もきれいになっちゃう気がする! でも、もしジャスト思春期に読んでいたら、描かれている愛情が美しすぎ&イザークがかっこよすぎで、リアルな男性に興味持てなくなってたかも...。

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